JAZZ × 演劇
「スウィング・ジャパン」
~日系二世ジミー・アラキの生涯と日本ジャズ秘話をめぐって~
原作/秋尾沙戸子『スウィング・ジャパンー日系米軍兵ジミー・アラキと占領の記憶』(新潮社刊)
公演は終了しました
鳥取県ゆかりの日系二世ジミー・アラキは、進駐軍の語学兵として来日しました。アラキが活躍した戦後の熱いムーブメントを核に、日本に伝わり独特な発展を遂げたジャズの魅力を、鳥取と東京の選りすぐりのメンバーによる夢のビッグバンド「One Night Dream Big BAND」、そして楽しいお芝居によりお届けします。スペシャルゲストは、あの時代を知る五十嵐明要氏。一夜限りのスペシャル・ホット・ジャズナイトです。
ジミー・アラキ
鳥取県日南町にゆかりのある日系二世ジミー・アラキは、第二次世界大戦中は日本人強制収容所にて過ごす。後にアメリカ軍に入隊。1946年に進駐軍に加わり来日し、日本にジャズを伝えた。
あらすじ
ジャズについてのレポートを課された大学生。全く書けないで悩んでいる彼女は、地下のジャズクラブに迷い込む。そこには、ジャズにくわしいマスターと、ジミー・アラキへの尊敬が昂じて、自分をジミーだと思い込んだ変な酔っ払いがいる。未知の音楽ジャズに触れるうちに彼女は……。
■ スペシャルゲスト/五十嵐明要
1932年東京都中央区八丁堀生まれ。日本ジャズ界偉才のアルト・サックス・プレイヤー。「シャープス&フラッツ」 「ブルーコーツ」 「小原重徳とジョイフル・オーケストラ」と、一貫してビッグ・バンドのコンサートマスターを務めた。その人間味溢れる感性と、豊かな表現力に支えられた円熟のプレーに対して、数多いジャズ・サックス奏者の中で “ONE AND ONLY” と称されている。2018年、日本を代表するジャズ奏者として文部科学大臣から表彰される。音楽生活70周年を迎える五十嵐明要の活躍に対し、今、国内外を問わず大きな期待と注目が寄せられている。
ゲスト奏者(from TOKYO)
- アルトサックス:五十嵐明要
- ドラムス:稲垣貴庸
- ベース:斉藤クジラ誠
- アルトサックス:近藤和彦
- アルトサックス:辻野進輔
- トランペット:奥村晶
- トロンボーン:平尾孝夫
鳥取の奏者
- ギター:松本正嗣
- ピアノ:菊池ひみこ
- テナーサックス:中務敦彦(from 岡山)
- テナーサックス:秦野勲
- バリトンサックス:金山晃久
- ヴォーカル:伊藤誉子
- トランペット:前野庸平(from豊岡)
- トランペット:井上拓美
- トランペット:渡辺悠希菜
- トロンボーン:五十嵐啓道
- トロンボーン:漆原良次
- トロンボーン:日野望絵瑠
鳥取JAZZ
鳥取在住のミュージシャンや音楽愛好家が企画・運営して2011年より毎年開催されるJAZZイベント。プロのジャズミュージシャン、ジャズを題材に作品を作り続けているアーティスト、大学のJAZZ研究会や地元ミュージシャンが活発に活動していることを活かして、「ジャズ」と「アート」の2つの軸をコンセプトに開催。2019年からは世界3大ジャズ・フェスティバルであるデトロイト・ジャズフェスティバルとの交流も行っている。
- 協賛/公益財団法人 鳥取童謡・おもちゃ館 わらべ館
- 出演/鳥の劇場(高橋等 大川潤子 後藤詩織)